海外企業でのデザイナーとしてのはたらきかた

こんにちは!びび(@vivilog_)です。

6月にも入り、コロナウイルスによる私生活への影響も徐々に収まりつつありますね。

私が住んでいるセブ島でも、6月からはECQからGCQという、1段階緩和された措置になりました。

GCQになり、外出はしやすく、タクシーなども動くようになり、大型モールも営業再開し、徐々に日常を取り戻しつつあります。

まあセブの感染者は今も100人/日くらいをうろうろしているわけなんですが・・・・

まだまだ気を引き締めながら生活していかなければですね。

さて!本題へ戻りましょう。

今回は海外企業でのデザイナーとしての働き方を紹介しようと思います!

この記事では

  • 海外企業での働き方
  • 海外でのデザイナーとしての働き方
  • どんな仕事をしているか
  • 個人での仕事の受注状況
  • どのような生活をしているか

をご紹介していこうと思います!

それではいってみましょう!

海外IT企業にてwebデザイナーとしての働き方

まずは、Twitterでも質問の多かった海外企業でwebデザイナーって具体的にどんなことをしてるの?という疑問からお答えしていきます!

現在の仕事状況

現在私はフィリピンのセブ島にあるアプリ開発企業でwebデザイナー兼UI/UXデザイナーとして働いています。

ここに至るまでの経緯は以下の記事で紹介していますのでよければ参考にしてみてください!

参考海外のアプリ制作会社で働きはじめました

参考独学で4ヶ月間web制作を学んだ結果

その企業でデザイナーとして採用していただき、まさかの海外で、未経験からのデザイナー転職に成功しました。

仕事内容を簡単に説明するとこんな感じ。

  • デザイン業務(アプリ:webが7:3くらい)
  • デザイン設計、要求や仕様の詰め作業・提案
  • フライヤーやアイコンなどの細かいデザイン業務
  • チームの進捗管理、デベロッパーたちとのやりとり
  • クライアントとの連絡、打ち合わせ

おもったより色々なことをやっています。

私は現在2つのプロジェクトでメインデザイナーとしてデザインを行なっています。

1つはwebサイト(レスポンシブ、web、管理画面有り)、もう一つはアプリ(2形態のアプリと管理画面)です。

プロジェクトの詳細はここでは話せないので省略しますが、全てのページデザインを数えると150〜200枚にはなると思います。

勉強していた時もそれなりにアウトプットをしていたつもりですが、やはり業務を経験するとその数や効率も圧倒的に強化されていくのがわかります。

あとはその繰り返しで知識や技術が洗練されていくので、だんだんと自分でも慣れてきているのが体感でわかるくらいには成長している気が!

そして何より一番業務でコアな部分だなと思っているところが設計です。

デザインと設計って何が違うの?と思うかもしれませんが、私はこんな感じで定義しています。

デザインは文字通り、デザインツールを使って肉付けしていく作業、つまり装飾や意匠のことですね。

おそらく”デザイナー”という職種に対してほとんどの人が抱いているイメージだと思います。

設計は、その前段階で、UXを考慮したユーザビリティを段階的に構造化していく過程であったり、必要ページのピックアップやページへのユーザの誘導の仕方、などなどのことです。

設計がきちんと定義されていないままデザインすると、ほぼ100%どこかで問題が起きます。

その際に、デザインをしていたらデザインより前の段階に戻ってその問題について考えなければいけないし、作業も滞ってしまうのです。

つまり、設計がきちんと行われてなければデザインもできないと同じ。

例えばあるサービスのユーザーマイページを作成するとなった時に、マイページがどのような役割を果たして、どんな機能をつけるか決まっていないとデザインしようがないですよね。

プロフィールに入れる項目は?マイページに入れるメニューは?どう項目を編集させるの?このページでは何をさせたいのか?そのために適切な画面遷移はされているのか?

階層が複雑だったら樹形図みたいに階層を整理したり、必要な機能を洗い出してそれをどう表示してどのように配置するかなど・・・・

正直、Figmaや他のデザインツール触っている時間よりもこの設計を構想している時間の方が圧倒的に長いですw

“Design”という英単語は”設計”という意味にもなるので、ある意味デザイナーとしてはこのような仕事が一番大事で要となる部分なのかもしれません。

ただ、こういった意見も。

これは私の大先輩のweb制作会社を経営している方のツイート。

デザイナーが設計まで入れる会社って珍しいそう。

私も今の会社がデザイナーとしてのファーストキャリア&ベンチャーなので初耳でした。

実際にきちんと分業化されている企業で、設計や要件定義、機能詳細などを詰める役割はどんな職種にあたるのですかね?

このあたりに詳しい方、ぜひツイッター(@vivilog_)へ意見いただけると嬉しいです!

そしてもう一つこのツイートの話題について話すと、未経験からのデザイナー転職でベンチャー企業はおすすめです。

理由としては、入ったばかりの社員が普通は経験できないようなことまで携わることができるからです。

先ほどの話で言えば、新人デザイナーが設計にまで介入できたり、クライアントとのやりとりを直接行えたり、自らデザインアイデアを提案して実際にその考案したデザインをプロダクトに反映できることなど。

これらは全て私が今の会社で実際に経験したことであって、初めは『ここまでやらせてもらえるんだ』と感動したくらいです。

逆に大手は大手の良さもあって、教育体制がきちんと整っているという点が挙げられます。

教育体制が整っているweb制作会社に就職した知り合いは、はじめの3ヶ月はバナー作成やロゴ作成など、小さな仕事しか任せてもらえなかったと言っていました。

ですが、それはある教育フローがあってのことだと思うので、そういった小さな積み重ねがデザイナーとしてのレベルアップにも繋がりますよね。

ただこれは本当に人によって向き不向きがあるので、自分がどうキャリアを積みたいか、どのように仕事していきたいかをきちんと考えてみるといいと思います。

私はとにかく自分のキャリアのためになんでもやってみたい人なので、ベンチャーの放任主義かつ仕事をめちゃくちゃに任せてもらえて、けれどもがくしかない環境が合っていたように思います。

ずっとデザインだけも飽きちゃいそうだしね(小声)

仕事の環境

さて、仕事内容の次は環境です。

体感ですが、日本での環境とフィリピンでは、職場環境が大きく違う点がたくさんあると思います。

勤務時間

弊社はフレックス制を導入しており、8時〜11時の間に出勤すればいいことになっています。

そこから休憩含まない8時間勤務をするという形ですね。

私はどちらかというと早い時間に帰りたい人なので、いつも9時半頃までには出社して18時半〜19時には退社できるように徹底していました。

今はコロナウイルスの影響で、今年の3月半ばからフルリモートになっており、時間も9時-18時に固定となっています。

IT系の企業やベンチャー企業だとフレックス制を導入している企業は多くありますよね。

この勤務時間は結構ありがたくて、夜に予定があって早く帰りたい日は朝早く来ればいいので、プライベートも充実して過ごせるように思います。

残業は絶対しないスタイル

そして気になるであろう残業の有無。

私は以前日本で営業職をしていた時は、1日平均で2時間ほどの残業がありました。

人材業界だったので、求職者の方への電話対応や急ぎでやらなければいけない仕事などもあったので仕方ないところもあったのですが、まあ普通は残業したくないですよね。

IT業界に入ろうと思った時に、IT系の仕事に就いている友人から話を聞いてみると、IT業界も残業多いよと言われたことが頭の中に残っていて、正直不安だったのですが・・・

なんと弊社は残業ほぼゼロです。これにはさすがにびっくり。

というのも、フィリピン人の性質が関係していて、彼らは家族がなにより大切なので、仕事の優先度がプライベートより下なんですよね。

なので、残業なんてもってのほかで、定時になるとみんなきっちり終業します。

残した仕事は明日やればいいじゃんって考えなんですよね。

これにはめちゃくちゃ助かっていて、残業が全くないと就業時間内で最高のパフォーマンスを出そうと業務効率が上がりますし、仕事とプライベートのメリハリもつきやすいので心身共に安定して日々仕事をこなすことができます。

コロナでフルリモートになった今も、18時きっかりに仕事を終えてそのままお風呂や学習コミュニティのメンバーさんとの面談、個人での仕事に移ることができるので、メリハリが効くし時間管理もしやすいです。

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上下関係がガチガチでない

これは弊社だけでなく、海外企業の特徴だろうなと思うことなのですが、日本ほどガチガチに上下関係がなく、カジュアルに、だけどお互いリスペクトを持って仕事ができます。

例えばめちゃくちゃにかしこまった話し方をしなくていいですし、お互いに立場関係なくフランクに会話ができます。

もちろん肩書きで”マネージャー”や”リーダー”と呼ばれる人はいるのですが、みんなオープンでみんな気さく。

肩書きが変わったからと言っておごった態度を取ったり、偉そうにする人は1人もいません。

もちろん役割として場を締める役割の人や、統率をとる役割の人はいますが、そのような人に対してもみんなフランク。

アドミンと呼ばれる社内の総務関係や人事関係などを管理するマネージャーがいるのですが、その人は社内みんなから『弊社のママ』と呼ばれるくらい明るくて頼れるのでみんなから信頼されています。

年齢や肩書き関係なくフラットに、かつ相手に対しての尊敬と尊重を忘れないという姿勢は、海外企業ならではの社風なのかもしれません。

ask、listenの姿勢

今の会社のデザイナーは、フィリピン人デザイナー2人と私の3人体制なのですが、入社して間もない頃、あまりにも仕事が多すぎて新人かつデザイナーの私に、あるチームの管理を任された時がありました。

その時はこれが普通なのかと思って、英語もまだそんなに分からなくて、必死に翻訳機能などを使いながらデベロッパー達とコミュニケーションを取りつつ、チームの進捗を管理して、分からないところはなんとか自分で考えて解決しようともがいていました。

しかし、ある日のミーティングで、ふとそのフィリピン人デザイナーから『仕事の調子はどう?』と聞かれたのです。

私はその時まだ拙い英語で、『とってもやることがたくさんで・・・今◯◯の進捗管理もしているんだけど、分からないことが多くて調べたりするのに時間がかかっちゃうんだ・・・』と、いっぱいいっぱいすぎてつい本音を漏らしてしまいました。

その時そのフィリピン人デザイナーの2人は『大丈夫?できることあったら言ってね、なんでも手伝うよ』と言ってくれたのです。

私はそれだけでとても嬉しくて、胸がいっぱいになったのですが、そのあとなんとその1人が『彼女は入ったばかりなのに管理を任されて大変だから、できる範囲で彼女をサポートしてやってくれ』とチームのデベロッパー達に手回ししてくれていたのです。

嬉しい反面、気を遣わせちゃったな・・と少し反省もしたのですが、彼にありがとうとメッセージした時にこんな返事がきました。

 You should be open. Don’t keep it by yourself. Your not helping if you’re doing that. We can ask help and advice from others and in that way we don’t feel guilty, self-pity or anxious. 
原文のままですが、要約すると『一人で抱え込まないで、私たちはお互いにヘルプし合いアドバイスし合い、またそれに対して罪悪感や不安、悪いなと思わないです。』という内容です。
この言葉は当時の私にとってすごくありがたく、またフッと体の荷が降りたような感じでした。
webデザイナーとしてのファーストキャリア、頑張らなきゃという思いが先行してしまって肩肘張りすぎてたなと反省もしました。
次の日に出社すると、そのフィリピン人メンバーから『Don’t be afraid to ask, always we can help you and we won’t know unless you tell us.』(聞くことを恐れないで、あなたが言ってくれなければ私たちは分からないのだから。)と言われて、ああ、こういう環境で仕事できることが本当に幸せだなと心から感じました。
それをきっかけに私は何か分からないことがあればすぐに周りにヘルプや相談をするようにして、またチームメンバー達も同じように相談を聞いてくれたり意見を交換し合うことができ、仕事の環境がグッとよくなりました。
こういった社風も、海外企業ならではなのではないかなと思います。
そんなこんなで、めちゃくちゃいい環境でのびのび働けています✨

求められる英語力

そして、海外企業で働くとなると気になるのが英語力。
弊社では約40人ほどの社員がいて、日本人は現在5人、残りがフィリピン人ということなので社内ではほぼ英語でのコミュニケーションになります。
また日本人もエンジニア兼BAが2人、COO、CEO、そしてデザイナーの私と職種も結構違っているので仕事での日本人同士の絡みよりも英語のコミュニケーションがほとんどになります。
ぶっちゃけた話をすると、私はほとんど英語が話せません😭
TOEICも大学一年生の時に受けて400点くらいしか取れなかったですし、留学経験もありません。
なので、入社当初は朝の朝会でみんなが言ってることすらあまり理解できなかったし、もちろん会話で英語でのコミュニケーションもほとんど取れませんでした。
本当にやばいと焦って、単語を勉強したり色んな動画を見てリスニングを鍛えたりして、日々勉強しました。
また、よくつかう例文を紙に書いてノートにメモしておいて、会議や業務での会話の時に使ったりしてなんとなくそれっぽく振舞っていました。
そんなこんなで今はそれとなく会議を回せたり、チームマネジメントができたりするようになりました。
英語力はまだまだですし、仕事もまだまだ学ぶことがたくさんあるので、終業してからは個人の仕事はもちろん、常に勉強を続けなければいけません。
それでもなんとか続いているのは、セブ島という誘惑が少ない環境と今の会社の環境が副業やプライベートを大事にしてくれているからだと思います。

終わりに

今回は実際に海外企業で働く私の働き方や環境などをシェアさせていただきました!

ただ、日本でも同じように会社単位で変わるところも多くあるので、一概にこうだとは言えません。

もし質問や不明な点があれば、ツイッター(@vivilog_)までメッセージしていただければと思います!

んじゃね