こんにちは、びび(@vivilog_)です。
今回は、英語×IT+事業作りを後押しするシェアハウスとして話題のWORKROOMに、実際に住んでみて感じたことや私が取り組んだことなどをご紹介します。
WORKROOMは、フィリピンのセブ島を拠点とし、ITや英語を学びたいという仲間が集まる新しい形のシェアハウスです。その特徴はなんと月3万円で入居できてしまうということ。
私は今回2019年の7月から1ヶ月お世話になったので、その際の様子を惜しみなくレポートしていこうと思います!
学習面や環境の話はもちろん、女性ならではの細かい観点での話も・・・・
この記事を読んで、留学や海外生活に憧れはあるけど不安な方や、いろんな迷いがある方に対して、あなたのこれからの素敵な未来への一歩を後押しできれば幸いです!
目次
WORKROOMとは?
WORKROOMとは一体どんな場所なんでしょうか。
世界で働きたい!海外で暮らせるようになりたい!という方から、自分で事業を立ち上げたい人にもうってつけです。
カリキュラム等ではなくスキルの覚え方やメンタリングの提供、コミュニティや環境を提供して成長をサポートします。
インターネットで何でも学べる今、これまでのように大きなお金を払って「教わるカタチ」が変化しつつあります。
すでにシリコンバレーを始め、世界の学校は「教える」ではなく「自分で覚えやすい環境を作る」カタチに変わり始めました。
WORKROOMは「教えない学校」であり「スキルアップを加速させる」ワークスペース型のシェアハウスです。
※WORKROOM公式サイトより引用
上記の通り『教えない学校』というコンセプトのもと、独学でITスキルを身につけたい方のためのシェアハウスとなっています。
はじめは月3万円で本当に住めるの?なんて思っていましたが、この基本独学というコンセプトをみれば納得できますよね。
セブ島でIT留学をするメリットは?
このHPを見て、『どうしてセブ島までいく必要があるのか?』という疑問を持つと思います。
私が思うその答えとしては、ずばり集中できる環境があるからです。
いざ勉強しようと思うと、なかなかうまくいかないことがあったり、新たに疑問点が出てきたり・・・そんな中で集中できる環境・周りに仲間がいる環境はモチベーションや効率のアップにかなりの好影響があります。
環境はもちろん、私が勉強する場所として『セブ島でよかった。WORKROOMを選んで良かった』と思った理由を以下で詳しく紹介していきます。
費用が安い
これは私の中でも大きな決定理由の一つでした。いざITを学びたい!と思っていろんなネットに転がっている情報を集めていましたが、正直何を選べばいいのかわからず・・・
そんな中、WORKROOMは月3万円で入居ができるので、手を出しやすい価格なのは初心者の私にとって魅力的でした。
特に私のようなITやプログラミングに全く触れたことがない者としては、
・本当にスキルを得られるのか不安がある
・大金を払って何も得られなかった時のリスクが怖い
・どのスクールに入っていいのかわからない
このような不安要素があると思います。
WORKROOMの入居費用は1ヶ月3万円、それくらいならもし何も得られなかったとしてもいい勉強代になったなと割り切れると思いましたし、独学なら自分次第なんだから3万円以上の対費用効果が得られるのでは、と思いすぐ参加を決意しました。
また、フィリピンのセブ島は日本より物価が安いことでも有名です。
参考にいくつか例を挙げると、ペットボトルの500mlのお水が15ペソ(30円くらい)、スタバのトールサイズのフラペチーノが130ペソ(260円くらい)と、大まかに見積もって日本の半分から3分の1くらいです。
なので、日本で生活するよりも圧倒的に費用を安く抑えることができます。
気候が年中安定している
フィリピンのセブ島は熱帯雨林気候に属しているため、年間を通して暖かく、過ごしやすい気候になっています。
3月〜5月が乾季のベストシーズンだと言われています。雨季の終わりに差し掛かる12月〜2月はまとまった雨が降ることがありますが、それ以外はスコールなので1時間程度で止むことが多いです。
日本ほど湿気がすごく茹だるような暑さではなく、比較的カラッとしているのでとても過ごしやすい気候だと思います。
ただ日中は日差しが強いため、帽子やサングラスなどしっかりと準備しておくことが大切です。また街中を歩くと排気ガスや砂埃が舞うこともあって、目や喉を痛めやすいので、サプリやマスクなどをあらかじめ準備しておくと安心です。
ストレスを感じない
これはセブ島に来て最も大きいメリットだと思った内の一つです。
フィリピン、特にセブ島の人は、みんなとても明るく、そしてほどよく働きほどよく休むというなんともゆるい、日本人から見ると緩み過ぎてるようにも見えるほどのびのびと暮らしています。
店員さんや街行く人はいつも明るく挨拶はもちろん、住んでいるマンションの管理人さんでさえ『今日はどこに行くの?』や『遅かったね、今日はゆっくり休んでね』などいつも何か一言声をかけてくれます。
セブにいる人みんながフレンドリーに話しかけてくれるので、1日中とても気分良く過ごすことができます。
働き方もいろいろで、あるレストランで食事をしていると、厨房から店員さんの誕生日を祝うために大きな声でハッピーバースデーを歌う声が聞こえてきたり。笑
そんな程よくゆるいフィリピンの方々を見ていると、『自分は何にそんなに悩んでいるんだろう』という気になってくるんですよね。
日本では周りの目が気になって考え事が多くなったり、何かを始めたくて下調べばかりして時間を無駄にしていたり・・・そういうのも、とりあえずやってみよう!と不思議とすごく気持ちが前向きになってくるんです。
日本にいた時の社会のしがらみや日々の悩みなど、消耗していたことがセブで暮らしていくうちにスッと消えていく感じ。すごくメンタルが安定しました。
セブだからね、という言葉でたいていのことは流せるくらいには消耗しなくなりました。笑
日頃から小さなことで気を病みやすい方にはおすすめの環境だと思います。
同じ志の仲間に出会える
一番のメリットはこれです。
私は元ホステスで大学院を中退し、さらに上場企業で働くもすぐに退社してフリーター生活という、なんとも情けない人生を歩んできたので、この歳で周りにITを勉強している人やIT関係のお仕事をしている人など皆無でした。
そんな中、WORKROOMにくると、みんな年は違えど同じように目標に向かって日々切磋琢磨していて、またWORKROOM外でもITに触れている方と話せる機会が得られたり・・・・
正直めちゃくちゃいい出会いだったな、と思います。
特にセブ島では近年、語学留学に加えてIT留学がかなり増えているので、WORKROOM外でもITの勉強をしている人に会えることが多く、いろんな経験を得られるチャンスがたくさん転がっているなと感じました。
実際に私の周りでは未経験からインターンのお誘いがあったり、実際に全くの未経験から海外就職をしている人がいたり、本当にいろんな可能性があると感じました。
なので、今周りにそういう同じ志を持った人がいなくても、きっと誰かと出会える、そんな環境であることはまちがいないです。
WORKROOMにかかる費用は?
セブ島でIT留学をする良さをお伝えできたところで、気になるお金の話をしていきましょう。
私が今回1ヶ月の留学にかかった費用は以下です。
往復飛行機代:48,000円
WORKROOM代:30,000円
交際費・生活費:45,000円
合計:123,000円
ざっと書くとこのような感じです。あれ?意外と高くついてる?と思うかもしれませんが、実際はここからさらに4〜5万円は下げられると思います。
なぜなら、私は今回ボラカイ島という、セブから飛行機で1時間の離島へ1泊2日で遊びに行ったからです。この旅行で2万円強使ってしまっているのと、7月末〜8月末までの超ハイシーズンにきてしまったので航空券が高かったというのがあります。
航空券はセールの時や閑散期を狙うと2万円代で買えるらしいので・・・頑張れば1ヶ月10万円以下で留学が可能ですね!
あと生活費を抑えるテクニックとしては、自炊するのがいいかなと。
私も滞在中は自炊をしていたので、食費はかなり抑えることができました!WORKROOMはアヤラモールという巨大ショッピングモールが徒歩3分の距離なので、スーパーに行くのも苦にならない距離なのが嬉しかったです。
WORKROOMを通して得られたこと
続いては、実際に私が1ヶ月WORKROOMに滞在してどんなことを学べたのかシェアしていきたいと思います。
イチからweb制作を学べた
WORKROOMに入居する前までは、『プログラミング?なにそれ?』『HTML?CSS?』という右も左も分からないガチの初心者でしたが、1ヶ月本気で毎日8~10時間以上パソコンと向き合っていたら、それっぽいものを作ることができました。
その理由ですが、短期目標を管理人の方が一緒になって設定してくれたからだと思います。
また、独学でもゼロからWEB制作が学べるSTARTOUTという教材を平行して進めながら取り組んだので、次何すればいいかわからない!という初学者にありがちな悩みがなかったのも大きいです。
例えば私の場合だと
7月〜入居まで:ProgateでHTML/CSS部門を2周しておく
入居1週目:目標設定&企画立案、サイトの構成を学ぶ
入居2週目:Photoshopを使ってwebデザイン
入居3週目:コーディング・レスポンシブ対応
入居4週目:最終チェックと修正・余裕があればwordpress化
といった感じでスケジュールが進んでいきました。実際にはもう少し余裕があり、本来はコーディングまでで滞在期間が終わってしまうだろうという予想でしたが、なんとかコーディングを終えることができました。
WordPress化はまだ対応できていないので、日本に帰ってからの宿題ですね。
上記のような感じで1週間ごとに短期目標を設定して行ったので、その目標を達成するにはどうすればいいかという逆算的に物事をうまく計画して実行できました。そのため、ど初心者が1から1ヶ月で成果物を作成できたのではないかと思います。
英会話力・コミュニケーション能力が上がった
もともとホステスをしていたこともあって、コミュニケーション能力で困ったことはなかったのですが、海外で滞在してみてその力が英会話力と合わせてさらに伸びたのではないかと思います。
特に何もわからない土地だと、『人に聞く』が一番の手段だったりするので・・・
私はスーパーやお店などでなるべく人に聞くようにしてました。『おすすめは?』『この中だとどれがおいしいの?』『シャンプー売り場はどこですか?』などなど。
スピーキングは全くといっていいほど出来ない私でも、日常会話程度には会話できるようになったのかなと思います。
特にセブ島の人はこんな拙い英語でもちゃんと聞こうとしてくれるのが、初心者にはとってもありがたかったです😭
あとは、『HelloTalk』という言語交換アプリで、海外の方とテキストメッセージでやりとりしたり、たまに音声メッセージでやりとりしたり、友達とLINEする感覚で学べたおかげで英語が少し身についたと思います。
このアプリは帰国してからも続けるつもりです!
たくさんの仲間に出会えた
短い1ヶ月の滞在でも、たくさんの仲間との出会いがありました。みんな何か志を持っていて、それに向かって日々頑張っている姿を横で見ていると、自分ももっとやらなければとモチベーションにもつながりました。
特にシェアハウスのルームメイト達は、みんないろんなバックグラウンドを持ってて、すごく面白く、また素直で頑張り屋で素敵な人たちだなと思いました。
年齢や出身地は違えど、こうしてここに集まったのは何かの縁と感じざるをえないです。
滞在が被っている時期が短かったためあまり話せずにお別れになってしまったルームメイトもいましたが、また世界の何処かで会えると信じています。
そして実際にWORKROOM出身で、セブでのインターンを獲得した方や、就職につながった方を見ることができたのもすごくいい経験でした。私はまだ経験が浅いのでこれからですが、そういった方達のエネルギー溢れる背中を見て頑張って追いつこうと思います!
WORKROOMのデメリット
ここからは実際にWORKROOMに滞在していた時に感じたデメリットを紹介していきます。
シェアハウスということをきちんと理解しなければいけない
これはWORKROOMというよりシェアハウスならではのデメリットです。
シェアハウスは男子部屋と女子部屋は分かれているものの、それぞれ最大6人ずつ入居できるシステムなので、結構な人数と同居することになります。
入居する上で、他人との共同生活であることを十分に理解しておく必要があります。
住人が様々なら、その生活スタイルもバラバラなので、夜遅くに帰ってくる人もいれば朝早くに出て行く人もいます。そして同じ部屋やお風呂、台所を使うので、生活するときも思いやりが大切です。
気づいた人が掃除をしたりゴミを捨てるという気遣いは、お互いが気持ちよく生活するためにも不可欠だなと思いました。
私が滞在しているときは、いつもあるルームメイトが女子部屋の掃除機をかけてくれていたので(とってもありがたかった・・!)、私は気づいたときにトイレのゴミを替えたり、お風呂場の髪の毛を掃除したりと小さなことですがなるべく意識していました。
つまりは、最低限の気遣いと共同生活しているという意識さえあればなにも問題なく過ごせるのではないでしょうか。私は周りもきちんと同じ意識を持って生活してくれていたので、何の不自由もなく生活することができました。
夜寝るときに物音などが気になる方などは、耳栓やアイマスクなどあるといいかもしれませんね。
活かすも殺すも自分次第
WORKROOMは、START OUTという独自の教材をベースに基本独学で学習していくスタイルなので、ある程度自制心を持って取り組める人じゃないと厳しいかもしれません。
学校にいけば授業をやってくれるような受動型ではなく、自分できちんと目標立てて手を動かして能動的に学習していく必要があるので、個人のモチベーションややる気に大きく左右されてしまうことがあります。
私もどうしても作業が行き詰まったりして、疲れて手が進まないときは、歩いて3分のアヤラモールでタピオカを飲んだりショッピングしたり、近くのカフェまで足を伸ばして作業したりと、いろいろ自分なりに気分転換しながら取り組んでいました。
たまには手を止めてルームメイトといろんな話をしたりするのも楽しいですよ!
自分なりの息抜きの方法を見つけて、遊ぶときと勉強するときとで、きちんとスイッチを切り替えていくというのもうまく学習をすすめるコツかもしれません。
完全独学は難しい
これはほんとに1ヶ月前まではプログラミングのプの字すら知らない超初心者の意見ですが、正直全てを独学で進めていくのはかなりきついなと思いました。
基本はSTARTOUTのステップ別で学習を進めて行くのですが、やはり最初はわからないことだらけで壁にぶつかりまくるので大変です。
途中までは調子がよくても、いざコーディングに入ると、何が何だかさっぱりわからなくて、Progateをやっただけの初心者ではなにも太刀打ちできないんだなと悟りました。
調べてもどうしてもわからなかった場合には管理人の方に聞くことができますが、つきっきりではないので全てを教えてもらうことは難しく、またそれ以上に立ちふさがる壁が多すぎて投げ出したくなるほど進まないことばかりでした。
自分には向いてないんじゃないかと、めちゃくちゃ気を落とすこともしょっちゅうありました。
そこで私は、コーディングに慣れているルームメイトに聞いたり、WORKROOM外で知り合った方にメンターとして定期的に教えてもらったり、質問サイト(teratail)など、あらゆるものを使って取り組んでいきました。
やはり初心者は完全独学は厳しいと思うので、近くに教えてくれる人やそういった環境に身を置くとより効率よく学ぶことができると思います。
最後に わたしのこれから。
セブ島に来る前、藁にもすがる思いで参加したこのWORKROOM。なにか変わるきっかけになればと思って参加したら、たくさんの経験が得られました。
ですが、満足して終わったわけではありません。WORKROOMでの滞在が後半に差し掛かる頃、私の中でまた新たに『次』を考える時期がやってきました。
『今後、どうなりたいか。』
それは環境が変わってもこの先ずっと考えて行動していかなければならないんだなあと肌で感じました。
このセブ島IT留学を終えて、私の今後の展望は以下です。
・勉強量が足りないと感じたので、引き続きweb制作の勉強とポートフォリオの作成に取り組む
・その延長で、web制作案件の受注を目指す
・英語力も圧倒的に足りないと感じたので、英語の勉強にも注力する
現在ライティングのお仕事を受けながらITの勉強をしていますが、今後はweb制作のお仕事をいただけるように日々邁進していこうと思っています。
この記事を読んだあなたがなにか一歩踏み出せるきっかけになれば幸いです。
11月1日追記:再び入居することになりました
WORKROOMを出てから早3ヶ月、なんとご縁がありまたお世話になることになりました!
『勉強量が足りない』と思って再びセブ島にくる決意をしたので、今回はがっつり4ヶ月の滞在です。
前回は全員で6人ほどしかいなかったWORKROOMでしたが、久しぶりにきてみると人数がどんと増えて11人になっていたのは驚きです。
そして家具のレイアウトとかが変わっていたのにも驚きですが、一番はなんというかシェアハウス感が出てきたなと感じました。
和気あいあいとした雰囲気の中でも、みんな集中してがっつりと作業をしていて、とても集中できる&切磋琢磨できる環境になっていました。
このまま私もみんなを見習ってがつがつ学習を進めていきたいと思います!
また後日談などあれば記事にアップしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!